異なる2つの文化の中で、2つを吸収する娘と、一触即発の夫と妻。普通の家族日記なんですけど、とんでもない話も頻発する家族の日記です。
子供の喧嘩に親が出る いつまで

子供の喧嘩に親が出る いつまで

今年の新年度から小学校一年生になった娘ですが、最近、学校生活に不穏な事案が起きているようなのです。

4年生の男子児童が頻繁にちょっかいを出してくるという話を、娘が私に訴えかけてきます。

 

「子供の喧嘩に親が出るな」が、私が子供の頃の一般的な認識でした。

しかしながら、「いじめ」が社会問題化している現在、「子供の喧嘩に親が出るな」という考え方については、本気で考え直す必要があるのではと思い始めました。

 

私としては、基本的には、子供同士のいざこざには、簡単には介入しないスタンスです。

仲の良い友達同士でも、些細な事で意見のすれ違いが原因でトラブルに発展する事は、自制心のある大人でもあることです。

増してや、冷静な判断が未熟な子供であれば、ちょっとした考え方の相違から喧嘩に発展してしまう可能性は高くなります。

子供同士で起こる揉め事は、成長過程で起こるべくして起こる事。ですから、子供同士で解決ができるなら、それは子供が社会性や問題解決能力を育む大きな要因になります。

子供同士で問題解決ができれば、正に「雨降って地固まる」となり、子供が一歩成長した証です。

 

しかし、問題が悪化しているような場合は、親は介入する準備をするべきだと思うのです。

親が介入する目安は、「どこで線引きするか?」だと思います。

私の娘の実際のケースでは、娘が「もう学校に行きたくない・・・」と言い始めた為、介入することを決断しました。事態が解決に向かっていない証拠ですし、不登校などの火種になり兼ねないからです。

私個人的には「どこで線引きするか?」で介入を決断する方法ですが、問題が起きた直後に、親が介入する方法もありだと思います。

やはり、トラブルの芽をできるだけ早く摘み取れば、事態の悪化を避けられます。また、やって良い事と悪い事をその場で即座に学ばせることは、実生活で人間関係のあり方が身に付くチャンスでもあると考えます。

 

 

子供の喧嘩に親が出るか否かは、全くの親の判断です。

トラブルの解決をいつまで子供に一任するか、どの時点で親が介入するかの線引きは、予め決めていた方が賢明だと思います。

 

一般的に、子供の喧嘩には、「小学生だから親が介入する」「中学生や高校生だったら親は介入しない」など、年齢や学年で区別するような考え方もありますが、私個人的には、この考え方には全面的には同意できません。

小学生だから問題解決能力が無く、高校生なら全て自己完結できる、というような学年や年齢で区別できるような単純な事ではないはずです。

「子供の喧嘩に親が出る/出ない」については、「いつまで」とか「いつから」などではなく、問題の深刻度に応じて親が判断すべきでしょう。

では、何をもって「親が介入するべき深刻度」かというボーダーラインですが、私は以下で区切ることにしています。

・子供から、いじめられている旨の相談を受ける。⇒ 静観
・子供がいじめられている事を連日言うようになった。⇒ 担任の先生に事実を報告
・頻繁に言葉や身体的暴力を受けている。⇒ 担任の先生に実態調査および結果報告を依頼
・子供が「学校に行きたくない」と言う。⇒ 担任の先生に実態調査および結果報告を依頼

これらは、私が実際に着手した方法です。

子供の心が折れる前に、子供の最後の砦である親が躊躇なく助け舟を出してあげるべきとの方針で、いじめ問題には対処しています。

 

 

 

 

 

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