東京オリンピック2020が始まりました。各競技での熱戦を、私は毎日楽しんでいます。
今回の東京オリンピック2020の開催は、コロナ禍で賛否両論ですが、私は個人的に選手たちを応援している立場です。後は、オリンピックが無事に進行することを願っています。
開会式の際、最終聖火ランナーが大坂なおみさんで、聖火に点灯した時には、個人的には凄く感動しました。
これからの日本の未来には、「多様性」は重要なキーワード。
これまでの日本に、多様性が加わった日本や日本人の未来像に、大坂なおみさんはピッタリだと思ったからです。
しかし、最終聖火ランナーが大坂なおみさんだった事も賛否両論でした。
何事にも様々な意見があっていいのですが、中には明らかに誹謗中傷としか解釈できないような意見があったことは、非常に残念です。
例でいえば、「大坂なおみは日本人じゃない」のようなコメント。大坂なおみさんは、日本語ができないから、容姿(肌の色等々)が日本人的じゃないからというのが理由のようです。
日本人という国籍は、国籍法で定められた法的な決め事です。日本の法務省が国籍法に則り、大坂なおみさんを日本人と認めているのですから、大坂なおみさんは、合法的に日本人です。
日本国籍は、容姿や日本語の習熟度で取得できたりできなかったりするものではありません。
日本生まれの日本育ちでない大坂さんは、日本生まれの日本育ちの日本人には無い感性を持っています。
人種差別に抗議する「BLM(Black Lives Matter/黒人の命は大切だ)」運動などは、人種問題について今一度考える機会を全世界に訴えかけました。
物おじせず、自分の正しいと思うところを世界に発信する大坂なおみさんは、物言う日本人という新しい未来型の日本人であると、私は思っています。