観光業界の支援を目的とした「Go To トラベル」キャンペーンが、7月22日(水)から始まります。
7月23日(木)~26日(日)までは4連休で、キャンペーンの開始としては最適なタイミングなのでしょう。
しかし、東京都を筆頭に、新型コロナウイルスの感染は再び拡大しているのは周知の事実。
東京都の小池百合子知事は、不要不急の外出を自粛するように言っています。しかし、与党政府は「Go To トラベル」キャンペーンを予定通り行うと言っています。
東京都知事と政府が真逆の事を言っているって、どういうことでしょうか?
コロナウイルスに感染のリスクを無視して、旅行に行きたい人がどれくらいいるのか・・・
Yahooニュースが興味深いアンケートを実施中です。
「あなたはキャンペーンを利用して旅行をしたいですか?」という問いに対して、誰でも答えられるようになっています。
この投稿の時点で、107,640人が回答しています。結果は以下の通りです。
*旅行したくない:73.9%(79,533票)
*旅行したい:21.3%(22,901票)
*どちらとも言えない:4.8%(5,206票)
7割以上の国民が、コロナ感染のリスクを冒してまで旅行はしたくないと回答しているわけです。
「旅行したい」と答えたのは少数派で20%強。
しかし、20%の人が移動すれば、ウイルスが拡大するのに充分な人数なのです。
3月~5月まで国民が自粛と我慢の毎日で第1波をやっと抑え込みました。人が移動しないから抑え込めたのであって、コロナウイルスが死滅したわけでもなんでもありません。
今、政府は、1兆6794億円もの税金を使って、日本国民を旅行させようとしています。
こんな巨額が予算を、孤軍奮闘している医療従事者に少しでも分配しようという案は出なかったのかなぁ・・・
夏休みの時期はもうすぐそこ。旅行料金が安くなるならキャンペーンを大いに利用したいのですが、コロナ渦で旅行を楽しむのが適切なのでしょうか?
このキャンペーンは、「Go To トラベル」ではなく、結果的に「Go To コロナ感染」になる事も可能性としてあります。
経済を活性化させる必要があることは、誰もがわかっています。
しかし、コロナ感染が再び拡大している時に、政府が人の移動を奨励することが適切なのでしょうか?
官房長官は、「(各業界で)感染防止対策を講じることにしており、旅行者の方に『3密』の回避などを気を付けて頂いたうえでGOTOキャンペーンを活用して頂きたい」と言いました。
3密を避ける旅行??
是非、お手本を見せてもらいたいものです。
「Go To トラベル」は政府主導なのですが、私個人的にはそんな気にはなれません。
「Go To トラベル」が「Go To コロナ」にならない事を切に願っています。
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