異なる2つの文化の中で、2つを吸収する娘と、一触即発の夫と妻。普通の家族日記なんですけど、とんでもない話も頻発する家族の日記です。
アジア人差別 アメリカ

アジア人差別 アメリカ

アメリカでアジア人差別が横行しているニュースを、最近テレビで見るようになりました。

一部のアメリカ人が、アジア人を差別する一つの理由が、新型コロナウイルスの感染拡大です。

第45代アメリカ前大統領が、新型コロナウイルスを「中国ウイルス(Chinese Virus)」と呼び、短絡的な一部のアメリカ人がそれを鵜呑みにし、アジア系の人たちに暴力的な差別を行うようになりました。

K-POPの人気グループBTSのメンバーも、差別を受けたというから驚きです。

 

中国ウイルスなのに、なぜ韓国系や日系のアメリカ人が被害にあうのかと思う人もいると思いますが、一般的なアメリカ人にとって、中国人、韓国人、日本人を見分けることは困難です。

例え、彼らが、中国語、韓国語、日本語で話していたとしても、各言語を聞いて国籍を判断できるような人は、相当に教養のあるアメリカ人です。また、そのような教養のあるアメリカ人が、路上でアジア系の人に突然暴力をふるうとは考えられません。

一般的な日本人が、外見だけで、アメリカ人、イギリス人、ドイツ人を見分けることができるでしょうか?

英語の素養がある人なら、英語のアクセントで国籍が判断できます。

しかし、外見だけでは、「白人」とか、その程度の判断しかつかないのです。

 

私は、20代の頃、アメリカに6年間住んでいました。留学し、その後、アメリカで仕事をしていました。

その頃でも、小さなアジア人差別は日常茶飯事でした。しかし、大きな違いは、暴力沙汰に発展するようなアジア人差別は、ほとんどありませんでした。

あの当時のアメリカは、民主党ビル・クリントン大統領の時代でした。アメリカがITバブルで景気か良かった時でした。

また、政治的にも安定しており、小さな小競り合いはあるものの、人々の根底に「人種差別はダメ!」という分別がありましたから、今日のような暴力的な差別は少なかったのです。

 

今日のアジア人差別は、第45代アメリカ前大統領が人種差別とも解釈できる発言を繰り返して、国家を分断した後の延長線上にあります。

この国家の分裂を、バイデン大統領がどのように癒していくのか、その結果によって、アジア人差別が沈静化されるか否かの分かれ目になるでしょう。

私は、20代の頃の6年間、アメリカで非常に多くを学び、貴重な人生経験を積みました。

できれば、現在5歳の娘にも、将来アメリカに留学して欲しいと願っています。

娘が留学できる年になる頃までに、人種差別はいけない事なのだと学ばせる必要があると考えています。

アメリカでのアジア人差別を対岸の火事と思わず、日本社会にも、少なからず差別が存在します。

私たち日本人も、身近な差別にもっと敏感になってもいいのではと思います。

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