異なる2つの文化の中で、2つを吸収する娘と、一触即発の夫と妻。普通の家族日記なんですけど、とんでもない話も頻発する家族の日記です。
子供に怒る

子供に怒る

以前、「叱る」と「怒る」という投稿をした事があります。

その時は、妻(母親)が5歳の子供(娘)を、叱っているのではなく、感情的に怒っているという主旨のお話でした。

しかし、最近、私も明らかに娘に対して、感情的に怒ることがある事に気が付いたのです。それも、大声で・・・

ここ数ヶ月、私が午後からの出勤になった時は、私が娘を保育園に連れていきます。朝起きてから、体温を測り、朝ご飯を一緒に食べ、歯磨き、洗顔、着替え、髪を整え、保育園に持って行くべき物を確認して、保育園に連れていきます。

ここで、私は、娘の動作が遅い事に、ついついイライラしてしまうのです。私が子供に怒る時は、この朝の時間帯です。

「早くしなさい。」
「早く食べなさい。」
「もう~、何やってんの!」
「パパはもう一人で行くよ!」
「いい加減にしなさい。」

このような言葉を何度繰り返すかわかりません。そして、言う都度に声が大きくなって、最後はもう怒鳴り声です。怒鳴り声を出しているのですから、顔も怒りに満ちた表情に違いありません。

 

5歳の子供が、大人の機敏な動作と同じようなペースで動けないのは当然です。しかし、朝、出勤までにやることがある私にとって、その事実を考慮して娘を見る余裕が無くなっているのでしょう。

5歳の娘にとっては、上記のような言葉は、暴言以外の何物でもないはずです。

 

私の怒りモードは、家のドアを開けて娘と外に出た途端に、やっと冷静モードになります。

娘が「パパ~、行こう!」と言って、笑顔で私の手を握った瞬間、私はとんでもない罪悪感に襲われます。

「大切な我が子に、さっきは何ということを言ったのだろう・・」と深い自己嫌悪に陥ってしまいます。

暴言を吐かれた方の娘は、何事も無かったようにニコニコしています。それを見ると、本当に自分の言動に後悔してしまうのです。

ニコニコ笑顔の娘ですが、暴言を受けた瞬間は、心理的に負の影響があるに違いありません。

私は、手を上げる事は絶対にありませんが、言葉も使い方を誤れば、抵抗できない子供にとっては暴力と大差は無いはずです。

「明日からもう、あのように子供に怒るのをやめたい・・・」と思うのですが、やはり、朝のイライラは解消されることがありません。

娘を保育園に送っていく朝は、自制心との闘いです。

少なくとも、感情的に怒って、大きな声で叱責する事だけはご法度としています。

子育ては、親の器が試されていると痛感する毎日です。


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