新型コロナウイルス感染第4波が、全国で爆発的に拡大しています。
これに伴い、国民の生活は自粛に次ぐ自粛。
私の妻は外国人。実社会での「自粛」という言葉の運用は、本来の意味とは全く違うと、妻は困惑しています。
「自粛とは」というキーワードでのネットで検索してみると、結果は以下のように定義されています。
『自分から進んで、行いや態度を慎むこと。』
(参考資料:goo 辞典)
広辞苑などで調べても、同じような定義が見つかるはずです。
自粛とは、「自らが進んで」「自主的に」が大前提のはずです。
しかし、日本社会では、特にコロナ禍での自粛の定義は、「自らが進んで」という本来の意味は軽視され、社会的な圧力によってほぼ強制的に個人の行動が制限されるという意味になっているような気がします。
法的な根拠が無いのに、飲食店に自粛要請をするような場合が、まさにそうでしょう。
自粛要請ですから、賛同か拒否かは個人の判断であるはずですが、実際は拒否できない無言のプレッシャーがあり、一般市民の中にも「自粛警察」と呼ばれるような勘違いした輩も出没しています。
効果的なコロナ対策を未だに打ち出せず、ワクチン接種もOECD主要国で断トツの最下位に転落した日本。
元首相の妻はお花見や会食や旅行三昧、総理大臣や与党の重鎮は銀座で芸能人と忘年会、厚生労働省の官僚は大人数に歓送迎会をし、日本医師会の会長は与党政治家の政治資金パーティーに参加するなど、彼らは好き放題やっておきながら、国民には度重なる自粛を要請。
こんな人たちの声が、国民の心に届きますか?
もう、いい加減、多くの国民は自粛疲れですよ。
自粛の本来の意味すら変えてしまったコロナ禍。
5歳の我が子が、「自粛って、どういう意味?」と質問してきたら、どう答えるべきでしょうか・・・
「自粛とは、自主的に行いや態度を慎むこと、だよ。」
「自粛とは、強制的という意味だよ。」
どっちを教えるべきでしょうか?
または、次の世代には、本来の定義と社会的に慣例となった意味との両方を教えるべきかな?
あなたなら、自分の子供に「自粛」の意味をどう教えますか?
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