野球界の名将・野村克也さんが、2020年2月12日(水)、虚血性心不全のため亡くなりました。
享年84歳。
野村克也さんと言うより、野村監督と言った方が、若い世代には馴染み深いのではないでしょうか。
選手としても日本野球史に燦然と輝く数々の記録を打ち立てていますが、監督としても、データを重視した「ID野球」で、当時弱小チームと呼ばれたヤクルトを3回の日本一に導く指導力を発揮しました。
野村監督の野球哲学は、一般の人生訓としても評価され、多くの名言を残している事でも知られています。
野球人としても社会人としても一流であった野村監督ならではの名言を、ここでいくつかご紹介します。
・組織はリーダーの力量以上には伸びない。
・人を判断するときは決して結論を急がないこと。
・失敗の根拠さえ、はっきりしていればいい。
それは次につながるから。
・自分の持っているイメージと違うと、すぐ矯正しようとする。
こんな上司のもとにいる部下は不幸。
・ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる。
・限界が見えてからが勝負だ。
・自己を過大評価した瞬間から、思考の硬直が始まる。
・部下を「信じる」というのは、リーダーの重要な資質。
・不器用な人間は苦労するけど、徹してやれば、
器用な人間より不器用な方が最後は勝つよ。
・うまくいっているときは、周りに人がたくさん集まる。
だが、一番大切なのは、どん底のとき、誰がそばにいてくれたかや。
・どうやったらライバルとの競争に勝てるか考えたとき、
1日24時間の使い方の問題だ、と思った。
・勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。
以上、いかがでしたでしょうか。
私は、個人的には野球の大ファンではありませんが、野村監督の名言は、す~っと心の中に入ってきます。
野球監督、そして、人生の指導者としても一流を極めた野村克也監督。
ご冥福をお祈り申し上げます。