異なる2つの文化の中で、2つを吸収する娘と、一触即発の夫と妻。普通の家族日記なんですけど、とんでもない話も頻発する家族の日記です。
価値観の違い

価値観の違い

私の娘は小学校2年生を修了し、今年4月の新年度から小学校3年生になります。

本当に、子供の成長とはあっという間に感じるものですねぇ。

先日、父と母、私、妻、娘で夕食を共にしました。

その時、父から「学習塾には行かせないのか?」との一言がありました。

私が「そんなもの必要かなぁ?」と答えると、父は「勉強して良い成績を取って、良い高校に入り、良い大学に入って、良い会社に就職する為には、小学生のうちから頑張らせておかないとダメだろう!」とちょっと声を荒げて言います。

「それを子供が望めばそうさせるけど。」
「子供が望めば、じゃない。親が導いてあげないと。」
「本人の意に反して無理やりやらせても、効果は無いし。」
「だからお前たち親が、子供を導くんじゃないか!」

 

私の父親、「昔から本当に変わっていないなぁ。。。」としみじみ思いました。

これ、俗にいう、親の世代と子の世代の価値観の違いに他なりません。

私の父が子育てをしていた頃は、確かに「良い成績 → 良い高校 → 良い大学 → 良い会社に就職」が社会に出る王道でしたから。

しかし、時代の変化と共に人の価値観も多種多様になっている現在では、「良い成績 → 良い高校 → 良い大学 → 良い会社に就職」というかつての王道は、選択肢の一つに過ぎなくなっています。

現在では、目指す方向性が明確であれば、起業、フリーランスなど、企業に雇用される以外にも、個人的な選択肢が多く存在します。

 

私の娘は絵を描くのが大好きで、幼少の頃から、四六時中絵を描いています。

娘の絵は、技法や芸術性を重視した絵画ではなく、ストーリーがあり、絵に吹き出しを付けて台詞を入れる漫画です。(下の2枚の絵は、実際の娘オリジナルの短編漫画です)

娘も「私は、漫画家になる~!」と言っています。

 

私は、父にこう言いました。

「〇〇ちゃん(娘の名前)は、漫画家になるのが夢みたいよ。その方向で応援するつもり。」

父は呆れたという表情で、「そんな甘っちょろい空想で、飯が食えるようにはならんぞ!」と吐き捨てます。

これは、父の人生経験から得た価値観なので、私はあえて反論はしません。

 

「とにかく、〇〇ちゃんには、好きなだけ絵を描いて漫画を作らせるつもり。学習塾は、〇〇ちゃんが望めば、当然行かせるよ。」

私は、こう言って、父との論争をひとまず終わらせました。価値観が違う者同士がいくら議論しても、平行線ですから。

 

私は、娘の小学校2年生までの学力の習熟度は把握しています。

娘が学習塾に興味を示せば、当然のことながら、行かせてあげるでしょう。

私は親として、娘が将来社会人になった時、経済的自立を成し遂げられるような職業について欲しいと願っています。

それこそ、漫画家でもいいし、起業してもいいし、自分で自分の人生をコントロールできる生涯の職業に就くことを支援したいわけです。

 

一般社会の価値観に沿うだけの人生を、無意識のうちに刷り込ませてはなりません。

娘には自分の好きな事をとことん追求して、自分の人生を歩んで欲しいと思っています!

 

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