異なる2つの文化の中で、2つを吸収する娘と、一触即発の夫と妻。普通の家族日記なんですけど、とんでもない話も頻発する家族の日記です。
イカ墨スパゲッティ 挑戦

イカ墨スパゲッティ 挑戦

当然ですが、人は、食べ慣れた物を好む傾向があります。

ですから、外食をしても、食べたことの無いメニューを、あえて注文することって少ないのではないでしょうか。

これは大人でも子供でも、おおよそ同じでしょう。

 

2週間程前、私と娘でジョリーパスタに行きました。

7歳の娘は、パスタを食べに行くと、ミートソースかカルボナーラしか食べません。

娘の注文は、やはりミートソースのスパゲッティだと言います。

 

私は、娘とこんな会話をしました。

「いつもミートソースだけど、違う味も食べてみたら?」
「だって、他のは知らないし。」
「知らないから、食べてみれば?」
「でも、ミートソースも食べたい。」
「そしたら、違う物とミートソースを両方頼んでみない?」
「でも、美味しくないかもしれないし。」
「いや、美味しいかもしれないよ。」

ということで、ミートソースともう一つ別のメニューを注文することにしました。どちらが、どっちを食べてもOKということにして。

できるだけ見た目がインパクトがある物にしたかったので、イカ墨のスパゲッティを注文することにしました。

娘は、イカ墨のスパゲッティの写真を見て、「げ~、絶対美味しくないよ、これ~!」と明らかに嫌がっていました。(苦笑)

そして、実物が運ばれてきました。

見た目がグロいため、娘の目は点になっています。

 

「美味しくなかったら、ミートソースを食べればいいじゃん。まず、こっちを食べてみなよ、美味しいから。」となだめて、食べさせてみたのです。

娘は、おそるおそる一口目を口に入れました。

 

「どう、美味しい?」と聞くと、娘は「え~!これ、美味しい~!」と驚きながら、口をイカ墨で真っ黒にしながら、パクパク食べ始めたのです。

 

「どう?ミートソースも食べる?」と聞くと、「それは、パパが食べていいよ。」と、ついに、イカ墨のスパゲッティを完食してしまったのです!

「あ~、美味しかった!パパ~、また食べたい!」
「また、次も食べたことの無い別のものを食べてみたら?」
「でも、美味しくなかったら?」
「だけど、知らないものを食べるって、ワクワクしない?」
「う~ん、そうかも!」

子供が知らない領域に踏み込もうとする時、「もし、上手くいかなかったら」という負の側面より、未知の領域には今までの景色と違う景色が見えるワクワク感を強調する方が、何かに挑戦する意欲を掻き立てる事ができるかなと思いました。

それが、食べる事から始められれば安いものです。

子供の頃の挑戦なら、結果的に上手くいかない事があっても、いつでも再挑戦が可能ですからね。

また、多くの挑戦の中で、何か一つでも上手くいくことがあれば、子供に自信がつく貴重な成功体験となるでしょうから!


ティップネス・キッズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です