いじめっ子(男子生徒)が娘のクラスにいるようです。
どうやら、娘はそのいじめっ子の標的になってしまいました。
客観的に見て、娘は少しぽっちゃり体型。当該いじめっ子は、娘の身体的な特徴を「デブ」「豚」などの言葉で、毎日からかうそうなのです。
娘は、既にこの事実を私には話していました。最初のうちは静観していましたが、娘が毎日この話題を語り、ある日「今日は叩かれた。もう学校に行きたくない。」と言い出したのです。
翌朝、娘は「絶対に学校にはいきたくない。」と言い張るので、事情を考慮して、学校を休ませてみることにしました。
学校に電話を入れ、担任の先生に実態調査を依頼しました。
担任の先生曰く、前日、娘は「〇〇君(いじめっ子の名前)からいじめられるから、明日学校には絶対に来ない。」と言い放って下校したそうです。
自分でも気にしているぽっちゃり体型ですが、毎日毎日その事でからかわれて、時折叩かれたりして、さすがの娘もストレスになったのでしょう。かなり辛辣な言葉で、色々と言われたようです。
当日の夕方、担任の先生から電話連絡がありました。
当該いじめっ子は事実を全面的に認めたそうですが、「からかっただけ」「ちょっとふざけただけ」「悪気は無かった」と弁明したそうです。
・からかっただけ。
・ふざけただけ。
・悪気は無い。
これって、いじめっ子の典型的な心理というか特徴ですよね。
「自分は、からかっただけ、ふざけただけで、悪気は無かった。なんで、それが、そんなに大きな問題なの?」
このいじめっ子の心理(特徴)が、いじめの根本的な原因なのです。
この種のいじめっ子には、自分の行為によって、相手がどのように感じるかという共感力や想像力が全く欠如しているが主とした特徴です。
私は、担任の先生に、「悪気が無かったでは、幕引きにはなりませんよ。その悪気の無さが、根本的な原因なのですから。」と牽制し、いじめっ子のこの心理状態と特徴を伝えた上で、どのような対策を打つのかを聞いてみました。
先生としては、翌日に、先生、娘、当該いじめっ子の3人で話し合いを持ち、お互いに和解にもっていき、席替えをするとのことでした。
「いじめられる方にも非があるなどと、被害者のあら捜しをして、無意味な喧嘩両成敗で決着させないように。あくまでも、心理的身体的な嫌がらせをする側を罰するように。」と、先生に改めて釘を刺しました。
翌日の夕方、学校から帰ってきた娘は、明るい表情に戻っていました。
当該いじめっ子が全面的に謝り、娘もそれで充分だと言っていました。
ここで表面的には一件落着となりましたが、私は手放しでは喜んではいません。理由は、いじめっ子気質の子供は、学校の先生に多少叱られたからといっても、その子の性格がガラリと変化するわけではないからです。
いじめる対象を変えるか、娘に仕返しをするか、心理的には「喉元過ぎれば熱さを忘れる」となり、必ず同じ事を繰り返すと私は見ています。
次に同じことが起これば、当該いじめっ子と彼の親を学校に呼んでもらい、筋を通す必要があると考えています。
このいじめの連鎖は、ここで終わらすつもりで注視していきます。
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こういう問題はいろいろ悩みが多いです。
子供も色々、親も色々で悩みが付きません。
nnoさんへ
コメントありがとうございます。
私が子供の頃は、「子供の喧嘩に大人はなし」という不文律がありました。
しかし、今は、取り返しがつかなくなる前に、親は介入する必要があると思うのです。