異なる2つの文化の中で、2つを吸収する娘と、一触即発の夫と妻。普通の家族日記なんですけど、とんでもない話も頻発する家族の日記です。
PTA 退会

PTA 退会

5月22日(月)、娘の担任の先生と面談し、PTA退会届を提出しました。

理由は、PTAが任意の団体であり、加入を義務付ける法的根拠は無いとわかったからです。

PTAへの加入または未加入は、本来保護者に選択権があるわけです。

 

しかし、学校側およびPTA側は、この重要な原理原則を保護者に周知しているでしょうか?

昨年度、私の子供は小学校に入学しました。

入学式が終わるやいなや、保護者は体育館の一部に集められ、PTAの委員決めが始まりました。

ここで、PTAへの加入は任意であるとの周知はありませんでした。

 

そして、今年、新年度。

子供が2年生に進級して最初の参観日。

案内には、授業参観の後、45分間の学級懇談会が設定されていました。

懇談会自体は、30分程度で終了。その直後、2人のPTA役員が教室に入ってきて、2年部PTAの委員決めが始まったのです。

当然のごとく、自ら手を挙げる保護者はいません。

PTA役員は「それでは、担任の先生に選んでもらいます。」と言い出しました。生徒全員分の名前が書かれた紙が入った袋が用意され、それを担任の先生が引き当てる方法です。

「〇〇ちゃんの保護者の方、今年度の委員、よろしくお願いします。」

結果として、最も責務の重い委員に任命されたのは、何と私!

私は、昨年も同じような委員をやらされ、かつ世帯の主たる生計維持者である事を理由に固辞しましたが、全く聞き入れられません。

その後、意に反して、数名の保護者が、先生のくじ引きによって委員に指名されたのです。

今年度も、PTAへの加入は任意であるとの周知はありませんでした。

 

各家庭の事情は全く考慮せず委員に指名し、行事の仕事を強制するPTAの強引なやり方に疑問を抱いた私は、PTAについて自分なりにリサーチを行いました。

PTAは、一体どのような強力な法的拘束力や権限で、個人が自由に生活する権利を侵害できるのかと。。。。

 

リサーチの結果、以下のような、ちょっと笑えない事実が判明したのです。

・PTAは任意団体
・PTAに加入を義務化する法的根拠は無い
・法人でもない
・官でもない
・全国でPTAのあり方が問題になっている
・PTAを廃止した自治体もある
・熊本県では裁判にもなっている

 

私個人的には驚愕の事実でした。何の権限も無い任意団体に、これまで労働力と時間を搾取されていたと言っても過言ではありません。

これらの事実をもって、私はPTAを退会する意志を固めました。

 

ネット上で退会届の書き方やテンプレートを参考にして、学校長およびPTA会長宛ての「PTA退会届」を書き上げました。

後日、担任の先生に面談を申し出て、面談当日に退会届を手渡しました。

退会届では、以下を退会の主な理由としました。

・PTAへの加入は保護者に選択権がある。
・PTAは任意加入であると周知されていない。
・PTAが自動または強制加入であるという保護者の誤解を意図的に放置している。
・学校の先生がくじ引きでPTA委員を指名する不適切な方法が横行している。

また、上記に加え、「私は世帯の主な生計維持者であり、雇用されている為、毎回有給休暇を取得して、平日の昼間にPTAの会合に出席したり、常にPTA行事を指揮運営をすることは不可能。」という一文も付け加えました。

担任の先生は、私の退会届を後日校長に手渡すとして、その日の面談を終えました。

それから、2週間以上が経過し何の連絡も無いことから、無事受理されたのでしょう。

また、任意であるはずの退会(または入会)を、学校側やPTA側が拒否できようはずがありません。

 

ところで、私の心の中では、大きな疑問がくすぶっています。

保護者の何割が、「PTAへの加入は任意」という事実を知っているのかという事です。

知っていれば、退会者が続出する事態も充分考えられます。だから、あえて保護者が真実を知らない状況を放置しているのだと推測します。

 

現在のように、保護者がPTAに黙って我慢しているだけでは、不本意な現実が将来に渡って延々と継続していくことになります。時代に合わないPTAの理不尽さに対して、保護者一人一人が正直な声を上げていく時が来ているのでしょう!

現行の強引なPTAの運営方法は、すぐにでも見直していくべきだと考えます!

 

 

 

 

 

 

 

 

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