私と妻の夫婦喧嘩は、まるで二国間紛争のように激しいものになります。
夫婦喧嘩は、夫婦だけの問題で、二人以外に誰も周りにいないのであれば、二人が飽きるまでやればいいわけです。
しかし、子供がいる場合は、夫婦のいがみ合いは避けなければならないし、夫婦がいがみ合っている姿を子供に絶対に見せてはなりません。
夫婦喧嘩は、子供への負の心理的影響が甚大だからです。
これは、我が家の反省から真摯に思っている事です。
妻と住み始めて5年間、娘が生まれてから4年間、我が家では夫婦喧嘩が絶えませんでした。
子供は侮れないものです。たとえ赤ちゃんであっても、パパとママの不穏な雰囲気を敏感に察知し泣き始めます。
これまで、私と妻の喧嘩を目の当たりにした娘は、ただ泣き叫ぶだけでした。しかし、4歳になった現在は、夫婦喧嘩に対する反応が少し違ってきました。
まず、私と妻が普通に会話している時でも、「パパ、ママ、喧嘩してるの?」と言って、顔を覗き込んできます。
そして、私と妻の口喧嘩が始まると、「ママ、パパ、やめて!」と言って、私たちの間に入ってきます。それでも、喧嘩が止まらなければ、娘は大泣きです・・・
私にとってショックなのが、私と妻の何でもない会話でさえ、娘は不安に感じているのかという事実です。
深刻な心理的ダメージ以外の何物でもありません。娘には、本当に申し訳なく思っています。
NHKで「夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?」という番組があったそうです。
日本の福井大学と米国のハーバード大学が、米国人の被験者にリサーチを行った結果、両親の暴力や暴言を見聞きしてきた子供たちは、脳の視覚野の一部が萎縮していたといいます。また、記憶力や学習に影響が出る可能性も否定できないのだそうです。
「あぁ、そうだろうな。」と思いました・・・
4歳の娘に対し、夫婦の愚行を悔いています。
妻の感情的な挑発にはもう乗らないと心に決めています。
子供は自分の分身、将来のある我が子が最優先ですからね。
現在、私と妻は、セラピーを受ける予定にしています。