2020年4月7日午後5時、政府により、緊急事態宣言が発令されました。
指定地域は、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県。
期間は、5月6日(水)までの約1ヶ月とされています。
指定地域の各都道府県知事は、学校の休校、施設の使用制限、娯楽施設の営業自粛、イベントの開催自粛などを要請できるようになります。
緊急事態宣言が発令された時、人との接触を7割~8割削減すると、1ヶ月後に緊急事態を脱出できるとのことでした。
人との接触を8割減らす?
例えば、通常10人に接触していたのを、これからは2人以下に減らすとなります。
これを個人の努力目標で達成しようとするなら、仕事に行かず自宅待機でしょう。
仕事に行けない補填として、政府から一定額の給付金でもあれば、仕事を休むことは可能です。
しかし、政府からの給付金はゼロ。政府から国民への援助は、布製のマスクを1世帯につき2枚が郵送されるだけ・・・
収入が無ければ生活できないわけですから、おいそれと仕事を休むわけにはいきません。新型コロナウイルスが蔓延しているとわかっていても、決死の覚悟で満員電車に乗って出勤するしかないわけです。
この状態で、人との接触を8割減らす?
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無理です。机上の空論です。
収入が減った世帯に30万円を支給する案が決まってはいますが、収入減を証明する書類を揃えて申請をしていたのでは、支給されるのはいつになるのでしょうか?
緊急事態宣言まで出しておきながら、政府から国民への実質的な支援は、マスク2枚だけなのです。
これが我が国の実態だったとは、ただただ、失望感、絶望感、不信感しかないですよ・・・
自粛要請をする方の国会議員さんや公務員さんのお財布事情に不安はないでしょう。しかし、補償も無く自粛しろって言われる国民にとっては、生活ができなくなる可能性が日に日に現実味を帯びているわけです。
これって、全くもって不合理ですよね・・・
当面は、自分が感染しないこと、経済的な自立を確保することに集中します。
しかし、政権与党から受けたこの理不尽さは、次の選挙まで絶対に忘れずにおくつもりです。
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