デルタ株のコロナウイルスが感染爆発すると同時に、医療崩壊がいよいよ現実になりました。
救える生命が救えなくなっているからです。
これまで脆弱だった日本のコロナ対策は、ここにきて機能不全と判断すべきでしょう。
日本のコロナ対策で、怖ろしいのが、感染者に保健所から伝えられる「自宅待機/自宅療養」。
コロナ感染者が自宅待機(自宅療養)すれば、同居する家族はほぼ100%感染してしまうからです。
実を言うと、我が家では、今年の2月に、妻の職場で感染者が出て、妻は濃厚接触者となり、保健所から自宅待機を告げられました。
我が家は3LDK。妻と私、そして5歳の娘の3人家族。
たった3LDKでは、妻を隔離することなど不可能です。浴室、トイレ、キッチンなど、家族が共用する場所は一つだけ。時間差で使い、妻が使った後にアルコール消毒し、換気を頻繁に行っても、いかほどの効果があるでしょう???
妻が濃厚接触者となり、PCR検査の結果を待っている1~2日間が、どれほど長く不安だったか・・・ 正直に言うと、絶望的な気分でした。
2回のPCR検査の結果、陰性であったので事なきを得ました。
感染者が自宅待機(自宅療養)すれば、よほど広いお屋敷でない限り、同居の家族は感染する確率が極めて高いはずです。
また、同居家族が感染している自覚が無く、そのまま会社に出勤したり、子供は学校に行ったりすれば、一人の感染者からどれだけ感染が広がるかと想像すると、ちょっとゾッとしてしまいます。
感染者が自宅待機(自宅療養)なんて、医療崩壊の証拠です。
感染者が家族に感染させないように、野戦病院を作って野戦病院に入院させるような大規模な対策が急務でしょう。
感染者に自宅待機(自宅療養)されると、家族はデルタ株に為す術もありません。こんな対策は、政府の失策を誤魔化す為のまやかしに過ぎません。
各地域の体育館やアリーナを野戦病院として借り上げて、そこに感染者と医療スタッフを常駐させる。これができないはずはありません。
救える生命を救う医療の確立が急務です。
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