やってみせ、
言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
これは、太平洋戦争当時の連合艦隊司令長官だった山本五十六の名言であることは、多くの人が知っていると思います。
山本五十六長官のこの名言は、人を育てるという目的においては、時代を超えて、あらゆる層に当てはまります。
もちろん、子育てにおいても然りです。
5歳になるまであと1ヶ月の娘との今朝のエピソードです。
朝、起きた娘は、冷蔵庫を開けて、「パパ、お好み焼きが食べたい。」と言い出しました。冷凍食品のお好み焼きを見つけたのです。
朝ご飯は、お好み焼きを食べることになりました。
電子レンジでの調理ですから、6分間で終了。あとは、ソース、マヨネーズ、かつお節、青のりをトッピングするだけです。
娘が、ソースなどを見て、「〇〇ちゃんがやる!」と言い出しました。
私がやろうと思ったのですが、子供が何かに意欲を見せている時ですから、成長のチャンスです。
朝の慌ただしい時間帯だったのですが、「それじゃあ、〇〇ちゃんがやってごらん!」と任せることにしました。
ソース、マヨネーズ、かつお節、青のりの各袋を破り、お好み焼きの上にトッピングし始めました。
写真では見ることはできませんが、ソースとマヨネーズで娘の手はドロドロになりました。
かつお節と青のりをかけ終わって、「やった~、できたぁ!」となりました。娘はかなり嬉しそうです。
「わぁ~、美味しそうでできたね~!」と言ってあげると、満面の笑みです。
完成品がコレです。↓
手はソースでドロドロ、かつお節と青のりは真ん中だけにかかって、大人なら失敗作ですが、ここは褒めてあげなきゃねぇ!
娘は美味しそうにお好み焼きを完食後、上機嫌で保育園に行きました。
私は、車の中で、山本五十六長官の名言の続きを思い出しました。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
子供といえども、軽視したり、敬意を払わないようでは、お互いに信頼関係は築けないのだなと思います。
子供が言うことを聞いてくれないとか、子供を責める前に、子育て方法を山本五十六式に改めてみるのもいいな、なんて思った次第です。
まぁ、忍耐は必要ですけどね。(苦笑)