良くも悪くも、SNSの子供への影響力は計り知れないものがあります。
妻が子供(娘:現小学校3年生/9歳)にタブレットを与えたのは、子供が4歳の時。私の記憶が正しければ、スマホを与えたのは、小学校1年生の時だったでしょうか。
子供がスマホ使用について、「1日1時間」という約束を守ることはありません。親(私または妻)が注意するまで、スマホでの動画視聴を全く止めないのです。
これまで課金問題などの深刻なトラブルを起こしたことはありませんが、私が見る限り、以下の3つの状態に陥っています。
(1)スマホを取り上げると激怒する
(2)睡眠不足
(3)動画の内容を事実と思い込む
約束の1日1時間制限を超えてスマホで動画を見ていたら、当然、私はスマホを取り上げます。
すると、娘は烈火のごとく怒りだします。その怒り方が酷くて、最初のうちはパンチや蹴りを入れてきました。
そんな行為に及べば、私はこっぴどく叱りつけていたので、最近ではそこまで暴走しなくなりましたが、明らかに不機嫌な態度になります。
また、時として、ベッドの中で毛布をかぶって、寝ているフリをしてスマホを見ていることもありました。
普段は就寝している時間帯でもスマホを見るようになると、言うまでもなく、睡眠不足になります。
文部科学省後援の「健康管理検定」というサイトによると、スマホのブルーライトを長時間浴びる影響について、以下のように記されています。
寝る前や夜間にブルーライトを浴びると、睡眠ホルモンといわれているメラトニンの分泌が抑制されます。メラトニンが抑制されると、脳が昼間だと勘違いしてしまい、体内時計が後ろにずれてなかなか眠れず、朝起きるのがつらいといった状態を引き起こします。メラトニンは、体温を下げて眠りへ導いてくれる他、睡眠中の成長ホルモンの分泌も促してくれます。
ですから、スマートフォンによる睡眠の質の低下は、疲労回復や肌の再生などに影響を与える原因にもなるのです。
言うまでもありませんが、いつからか、娘は朝起きが極端に苦手になってしまいました。
上記(1)と(2)ですが、これは明らかにスマホ依存症だと思います。
上記(3)に関連する事としては、最近、娘のある口癖への違和感です。
「それって、単にパパ(ママ)の個人的感想でしょ?」
これが、私や妻に叱られる時の娘の常套句です。
「いいや、パパが言っている事には、ちゃんと根拠があるよ。」として、9歳の娘には難しい事でも、根拠としてハッキリ述べ、単なる感想ではないと伝えます。
なぜ、そのような事を言い出したかを問い詰めると、学校の先生や親から叱られた時、どのように言い返すかを解説する動画を見たと言うのです!
どの動画かは確認していませんが、子供の教育上、極めて不適切だと思います。
また、別の口癖としては、このようなものがあります。
・「それって、〇〇の陰謀でしょう。」
・「フェイクニュースでしょう。」
・「〇〇って、本当は無かったんでしょう。」
これって、小学生が口にするべきことでしょうか?
ここまでくると、明らかに小学生には有害です。根拠を検索することもなく、陰謀、フェイク、実は無かったなどと主張しだすなど、もはや危険水域ではないかと恐ろしくなります。
自分が登録したSNSの投稿されていることを無批判に信じるのは、大人も同じ。
未だ成長過程の子供を、偏った情報源で洗脳するのは簡単でしょう。
現在の子供も、早い段階でスマホを使いこなせるようになるに越したことはありません。
しかし、子供が文明の利器を学ぶ過程では、親の適切な導きが不可欠です。
現在、我が家では、余計なトラブル回避の目的で、私か妻が一緒にいる時のみ、娘がスマホを見ていいことにしています。
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