冬から春にかけて人気のレジャーであるイチゴ狩り。
私の家族も大好きで、今年は既に1回行きました。
そのイチゴ狩りに関連して、気になるニュースがありました。
2020年1月21日、茨城県鉾田市のイチゴ農園「深作農園」がツイッターで、以下のような投稿をしました。
「残念です。イチゴ狩りのイチゴの食べ方がとても悲しくなります。1年かけて作っているイチゴです。ヘタを取って、ヘタの方から全部美味しく食べて頂きたいです。農家としての切なる願いです。コレは贅沢食いとは言いません!」
この投稿には、ほとんど食べていないイチゴが大量に捨てられている写真が添付されていました。
「深作農園」は、イチゴ狩りができるイチゴ農園。
捨てられた多くのイチゴは、イチゴ狩りに来た一部の客が、先っぽをほんの一口かじった程度で食べ残し、廃棄したと思われるイチゴ・・・
イチゴ狩りがいくら食べ放題とはいえ、これは酷いですよ。農園側はたまったものではないでしょう。
明らかにお客側のマナー違反でしょう。
イチゴ狩りに限らず、類似したお客のマナー違反はもはや珍しくありません。
例えば、回転寿司のお店で、シャリを食べずに全部残して、ネタだけ食べる客。寿司を置いている食べ放題のお店でも同様の食べ方をする客。
ウェイターやウェイトレスに、過度に横柄な態度を取る客。お金を払っているのだから、何をやっても何を言っても許されると思っている客。
年齢と性別を問わず、このような勘違いした人は少なくありません。
「お客様は神様です。」という商売人の意識に対して、偏った解釈を加える頭の悪い人がいることが原因です。
そもそも、あるサービスを提供する側とされる側は対等な立場であるはずです。提供する側はお客を選ぶ権利があるし、サービスを受ける側もお店を選ぶ権利があります。
どちらも、自分に利益をもたらす相手を選べばいいわけで、そうではない相手を選ぶ必要は無いわけです。
「お客様は神様です。」は、サービスを提供する側に利益をもたらすお客は神様ですが、クレーマーや商品を粗末に扱うなど利益を生まないお客は単なる疫病神なのです。
言うまでも無く、逆もまた然りです。
今回のイチゴ農園には、防犯カメラはついていなかったのでしょうか?
もし、いちご大量食べ残しのマナー違反の客を、防犯カメラで特定できれば、そんな愚か者は出入り禁止にすればよかろうと思います。
それに、そんなマナーの悪い客と一緒にいると、普通に楽しくイチゴを食べているお客さんも気分が悪いですからね。
私なんか、イチゴ狩りで、誤ってイチゴを落としてしまっても罪悪感がありますよ。
農園の方が、1年がかりで精魂込めて育てたイチゴ。
そう思うだけで、何か美味しくいただけそうな気がしませんか?
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