家事を全く手伝わない夫。
特に日本では、家事について怠惰なのは夫というのが定説です。
一般的な傾向という点においては、私も否定しません。
しかし、世の中には「家事をしない妻」「家事が苦手な妻」も存在します。
正直に言うと、私の妻は「家事をしない妻」であり「家事が苦手な妻」なのです。
以前に「片づけられない女」という言葉が聞かれましたが、私の妻はこの部類に属します。
週に4回程度ですが、かろうじてやるのは食事を作ることとお皿を洗うこと。キッチンを清潔にしてくれるかといえば、やってはくれません。コンロは油で汚れたまま、テーブルは食べたらほったらかし。
ゴミ捨てなど、年に何回やったのかという程度。
その他の家事という家事は、ほとんどやりません。
その他の家事は、夫である私がほとんどやっています。私がやらないと、家はゴミ屋敷になってしまうからです。
そんな妻の口癖は、「あ~、忙しい。」「時間が無い。」「仕事の後は疲れて何もやりたくない。」です。
忙しいとは言っていますが、定時に始まって定時に終わる仕事ですから、残業はありません。時間が無いって言っていはいるものの、帰宅して夕飯を食べたら、スマホでYouTubeの視聴と友達とのチャットを寝る直前まで延々とやっています。
これでは、家事をやる時間が無いのは当然です。
また、スマホばかり見て家の中の状況を見てない妻は、どの家事を今やる必要があるかに気が付けないのが現状なのです。
以前は、これが夫婦喧嘩の原因でしたが、最近は私もほぼあきらめの境地になっています。聞く耳を持たない人に、何を言っても無駄と思うようになってきました。夫婦喧嘩になっても、何も解決しないのなら、そんな喧嘩は単に傷付け合うだけの不毛な喧嘩です。
それより、私が家事を粛々とやった方がいいと思い始めたのです。本来は、これでは絶対にダメなんですけどね。
だから、最近の私は深夜0時より以前に寝ることはできません。
それより、私が心配しているのは、6歳になったばかりの娘です。
娘には自分のものの整理整頓ぐらいは、最低限できるようになって欲しいですから、娘には、保育園から帰宅した後のバッグの中の整理整頓、寝る前のお片付けなどは習慣付くように、しっかり毎日教えています。
妻は、こういう重要な事にも無頓着なのです。
家事って、終わりなく毎日延々と続きます。
家の中は、時間の経過と家族の人数分汚れます。放置すればその時間分、不潔な状態が続きます。不潔な状態が続く程、汚れは落ちなくなります。
家事をやる前に、無数の「名も無い家事」をやっている事が前提です。
ゴミを集積所に出す前に、ゴミ箱からゴミの入ったゴミ袋を出して口を括る必要があります。その後は、再びゴミ箱にゴミ袋を設置しておく必要があります。
この家事も、一般的な名称は、単に「ゴミ出し」。
洗濯は、家族全員分の汚れた服を洗濯籠から洗濯機に入れ、洗濯が終わると洗濯機の中から出して、ベランダに一つ一つ干す必要があります。乾いたら、部屋の中に取り込んで、そこからパパ、ママ、子供と洗濯物を分け、畳んで収納します。
この家事も、一般的な名称は、単に「洗濯」です。
そして、家事の数の数倍の時間と労力を費やして、1日の家事が終わります。
家事を、妻か夫のワンオペでやるって非効率的極まりないことですから、やはり、分担が原則でしょう。
夫が働き、妻が主婦というのであれば、家事の負担が偏ることもあるかもしれません。
しかし、妻も夫も同じ時間帯で働いているのなら、家事は夫婦で分担が最良の策です。
家事は、夫と妻の相互理解が必要です。